若手選手の扱いを心得る名将

　クラブはファン・ハール体制の始動から、合計約460億円とも言われる大型補強を敢行。しかし、それに見合った成績が残せていないとして、指揮官は大きな批判を浴びた。ラッシュフォードは、ファン・ハール監督にとっての救世主になっていると地元メディアでは報じられているが、64歳の老将はむしろ感謝するのは選手の方だと主張した。

「ラッシュフォードが私を救っているという記事を読んだ。ノー、ノー。ラッシュフォードが活躍しているのは私のポリシー、クラブのおかげだ。もちろん、彼も力を示しているけどね」

　ファン・ハール監督は「若い選手たちは継続性に欠ける」と、経験不足から生じる課題についてもこう指摘していた。ラッシュフォードやマルシアルだけでなく、多くの若手選手に出場機会を与えているが、リスクもしっかりと心がけているようだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images