「守る側としては怖い」 元日本代表GK楢﨑正剛が分析、バイエルンの“恐ろしさ”とは?
チーム全体が生きるように個が働くバイエルンが優勢か
PSGが勝てば初戴冠、一方、バイエルンが勝利すると6度目の優勝となる今季のCL。互いに国内リーグでは連覇を決め、欧州の舞台でもその実力の高さを見せつけたチーム同士の決勝を、楢﨑氏は独自の視点から次のように展望する。
「現代のサッカーは攻撃と守備で分けない戦い方が主流になりつつあり、そうした戦術を遂行できているチームが強い印象があります。もちろん、相手への対策を講じたうえで上手く戦えるかといった要素もポイントでしょうけど、チーム全体が生きるように、選手個人が労を惜しまない姿勢がうかがえるバイエルンのほうが優勢かなと思います。でも、やっぱりバイエルンの組織を、ネイマールなどの個人技や閃きなどで打ち破るサッカーの楽しさも見たいですね」
2019-20シーズンの集大成となる今大会で、有終を飾るのは果たしてどちらになるのか。来季以降のCLにおける勢力図を占う意味でも、注目の一戦と言えそうだ。
▼CL試合スケジュール(キックオフは日本時間)
■決勝
23日(日)28:00 パリ・サンジェルマン vs バイエルン・ミュンヘン
※スポーツチャンネル「DAZN」でライブ配信
[プロフィール]
楢﨑正剛/1976年4月15日生まれ、奈良県出身。1995年に奈良育英高校から横浜フリューゲルスに加入。ルーキーながら正GKの座を射止めると、翌年にJリーグベストイレブンに初選出された。98年シーズン限りでの横浜フリューゲルス消滅が決まった後、99年に名古屋グランパスエイトへ移籍。10年シーズンには、初のJ1リーグ優勝を経験し、GK初のMVPに輝いた。日本代表としても活躍し、国際大会では2000年のシドニー五輪(OA枠)、02年日韓W杯などに出場。昨年1月に現役引退を発表し、現在は名古屋の「クラブスペシャルフェロー」に加え、「アカデミーダイレクター補佐」および「アカデミーGKコーチ」を兼任する。
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(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)