バイエルン戦で先発予想のドルトムント香川 王者との頂上決戦で輝きを取り戻せるか

勝ち点5差の首位攻防戦 香川は2戦ぶりのスタメンと独紙予想

 ブンデスリーガ2位のドルトムントは、5日に首位バイエルン・ミュンヘンとの頂上決戦に臨む。日本代表MF香川真司は前半戦で躍動した4-3-3システムの左インサイドハーフでスタメン出場を果たすと予想されている。ドイツ地元紙「キッカー」が報じている。

 2日のダルムシュタット戦(2-0)には出場しなかった香川は勝ち点5差に迫る王者バイエルンとの「デア・クラシカー」と呼ばれる伝統の一戦で、2試合ぶりに先発に復帰すると予想されている。2016年に入り、トーマス・トゥヘル監督は積極的なターンオーバーを採用し、システムも複数併用してきた。前半戦に活躍した香川は、後半戦に突入後いまだ得点もアシストもない。沈黙が続いているが、トゥヘル監督はこの大一番に、香川、イルカイ・ギュンドアン、ユリアン・バイグルという定番のトリオで中盤を固める方針だ。

 バイエルンは4-1-4-1システムの採用が予想されており、バイエルンの中盤の底に入るのはスペイン代表MFシャビ・アロンソ。1トップのFWロベルト・レバンドフスキの下には、右からアリエン・ロッベン、トーマス・ミュラー、チアゴ・アルカンタラ、ドウグラス・コスタが入ると見られている。

 香川は高速ウインガーのロッベン、アロンソとのマッチアップとなるかもしれない。両者は過去93試合で対戦し、バイエルンが42勝28分23敗と圧倒しているが、香川が2010年に加入後、12年6月にドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍するまでの公式戦5試合は、ドルトムントが全勝していた。

 今季初戦の10月4日のリーグ第8節の試合では1-5で惨敗を喫したドルトムントだが、かつてバイエルン相手に無敗を誇った”キラー香川”は、大一番で輝くことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images 

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