アギーレジャパン新背番号「10」は自然体貫くMF森岡 「意識せずにできればいい」

新風送る技巧派アタッカー

 日本サッカー協会は3日、アギーレジャパンの初陣となる5日のウルグアイ戦の背番号を発表した。
 今回、初招集が見送られたマンチェスター・UのMF香川真司がブラジルワールドカップで背負った「10」番は、初選出された神戸のMF森岡亮太の背中に収まった。
 この日の囲み取材で記者団からそのことについて質問が飛ぶと、森岡は「そうですね」と、少し間を置いてこう言った。
「やっぱりすごい重要。それも日本代表なんで。自分がどれだけのプレーができるかが大事。意識せずにできればいい」
 所属の神戸でも昨季から10番を背負う。「自らその背番号を選んだのか」と、問われると、「選んでないです。というより今、聞いて知ったので。なんとなく言われていたけど、10番になったら、なったでという感じだった。うれしいというか光栄」と言い、大役に身を引き締めた。
 ただし、新背番号「10」に、気負った様子はない。
「神戸でも、代表でも動くことは変わらない。特に求められているのは距離感。ミーティングはまだやってないし、具体的なことは監督から言われていないので」
 神戸では、中盤でゲームを組み立てつつ、積極的にゴールを狙うプレーが光る。その技巧派アタッカーが10番を背負い、日本代表に新風を送り込む。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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