「成長を見込むのなら」… ビジャレアル久保の主戦場を「トップ下」と英メディア予想
マジョルカでは右サイドを主戦場とするもビジャレアルにはMFチュクウェゼが君臨
日本代表MF久保建英は、新天地ビジャレアルでも自慢のテクニックを披露するなど存在感を放っている。今後テストマッチなど新シーズンに向けた実戦も行われていくなかで、注目されるのは起用ポジションだ。英メディア編集者は、成長を踏まえて「トップ下」でのプレーを推奨している。
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2019年夏にレアル・マドリードと契約した久保は、マジョルカへの1年間のレンタルが決定。スペイン挑戦1年目で、リーグ戦35試合4得点4アシストと堂々たる成績を残した。そして、欧州のビッグクラブを含めて計30クラブ以上からオファーがあったとされるなか、リーガ・エスパニョーラ5位に入り来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を持つ“イエローサブマリン”ことビジャレアルへの期限付き移籍を選んだ。
ビジャレアル公式ツイッターで公開された練習動画では、久保がビジャレアルの実力者たちを“トリプルタッチ”でかわすスーパーテクニックが話題となったが、周囲もワンツーでスムーズにボールをリターンするなど、日本人アタッカーにボールが渡る回数が自然と多くなる様子が目を引いた。
久保の獲得を熱望したとされるウナイ・エメリ監督は、バレンシアやセビージャ、近年ではパリ・サンジェルマン、アーセナルを率い、4-2-3-1あるいは4-4-2をメインシステムとしてきた。マジョルカでは右サイドハーフを主戦場としてきた久保の起用ポジションが気になるところだが、かつて米スポーツ専門局「ESPN」や衛星放送「FOXスポーツ」に勤め、現在は英メディア「Dugout」のアジア部門編集長・映像編集部リーダーを務めるマーカス・チャン氏は、トップ下でのプレーを推奨している。
「ビジャレアルには(ナイジェリア代表MF)サムエル・チュクウェゼという才能あるウインガーがいる。おそらくウナイ・エメリは久保を10番(トップ下)と右サイドの両方で使うと思う。ただ、新シーズンでいっそうの成長を見込むのであれば、中央でプレーしてほしい。より良いプレーヤーになることが、レンタルを受け入れた理由でもあるだろうからね」