“女メッシ”横山追撃弾も「勝たなければ…」 五輪絶望の状況に言葉少な

「なでしこらしく最後まで諦めず…」

 後半13分には中国に痛恨の2点目を許し、キンチョウスタジアムには絶望的な空気が流れた。そんななかで一矢を報いたのは横山だった。同20分、ペナルティエリア内でボールを処理しようとした相手DFからボールを奪うと、カットインから右足で追撃のゴールを決めた。その後、なでしこジャパンはロングボールなどで相手を押し込んだが、再びゴールネットを揺らすことはできなかった。

「点を取っても勝たなければ意味がないので、まだまだです。少しでも可能性を信じて、なでしこらしく最後まで諦めず頑張りたいです」

 ゴールシーンについて問われても、横山は口数少なく答えた。7日に行われる中国対韓国の結果次第で、日本の五輪出場の可能性は完全に断たれる。一縷の望みを信じながら、ベトナムとの次戦に向けて準備を進めるしかない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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