ニャブリの活躍に古巣ファン嘆き 名将ベンゲルも“悔恨”吐露「一緒に先に進むことができず…」
かつてアーセナルに所属したバイエルンMFニャブリ、CL準決勝で勝利の立役者に
バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFセルジュ・ニャブリは現地時間19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のリヨン戦で2つの重要なゴールを決め、3-0での勝利に貢献。決勝進出の立役者となった。その活躍に古巣アーセナルのファンから「なぜ放出したんだ」という声が上がっている。
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右サイドのアタッカーとして先発出場したニャブリは前半18分、ドリブルで中央に持ち込み、リヨン守備陣の包囲網の中から左足のミドルシュートで先制ゴールをマーク。序盤攻め込まれてピンチも招いていた中で、主導権を手繰り寄せる大きな得点を挙げた。
ニャブリは同33分にもこぼれ球に詰める形で追加点を決め、3-0の勝利に大きく貢献。今季CLでは9得点目で、シーズン通算では23得点と25歳のドイツ代表はチームの貴重な得点源となっている。
そんなニャブリの活躍に羨望の眼差しを向けているのはプレミアリーグ、アーセナルのサポーターだ。ニャブリは2011年にシュツットガルトからアーセナルの下部組織に移籍し、その後プロデビューを飾った経歴を持っているが、トップチームでは思うような活躍をすることができないまま2016年にブレーメンへと渡った。
アーセナル在籍当時から将来有望と期待されていながら、その才能が開花したのはドイツへ移籍してから。逃した魚の大きさを今になってひしひしと実感していることだろう。
英紙「デイリー・エクスプレス」は「リヨン戦でのセルジュ・ニャブリの活躍を受け、アーセナルファン全員が口を揃えている」との記事を公開。SNS上で「アーセナルがニャブリを売ったことは忘れない」等のニャブリ放出を嘆く声が散見されていることが紹介されている。
また、ニャブリがバイエルンで躍動する姿に歯がゆい思いを抱いているのは元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏も同様だ。
同氏はカタール放送局「ビーイン・スポーツ」で、当時からニャブリの放出は望んでいなかったとしたうえで「彼には素晴らしい未来があることは分かっていた。彼と一緒に先に進むことができず、私はとても悲しいよ」と後悔の念を打ち明けていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)