エスパニョールの中国代表FW、二度目の年俸ダウンも契約更新 母国との“評価格差”に海外注目

エスパニョールでプレーする中国代表FWウー・レイ【写真:Getty Images】
エスパニョールでプレーする中国代表FWウー・レイ【写真:Getty Images】

FWウー・レイ、年俸額が100万→50万ユーロまでダウン…母国リーグの控え選手と同等額に

 2020-21シーズンのスペイン2部リーグ降格が決まっているエスパニョールは、中国代表FWウー・レイとの契約を2024年まで延長したことを発表した。香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は、減給を受け入れた中国最大のスター選手の年俸が、中国スーパーリーグでは、控え選手と同等だと報じている。

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 エスパニョールは昨季7位に入り、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得して今シーズンに臨んだ。しかし、チームはシーズン序盤から低迷し、5勝10分23敗で、リーガ・エスパニョーラで最下位に沈み、来季の降格が決まった。

 公式戦49試合に出場し、8得点を挙げたウー・レイには、イングランドのウォルバーハンプトンやワトフォード、トルコのベシクタシュといったクラブが関心を示していたと報じられた。しかし、2部に降格することとなったエスパニョールとの契約を更新し、移籍の噂に終止符を打っている。

 ウー・レイは昨年、上海上港からエスパニョールへ加入する際に200万ユーロ(約2億5000万円)の年俸を100万ユーロ(約1億2500万円)に減らしており、今回もクラブの2部降格を受け、年俸が50万ユーロ(約6300万円)まで下がったという。これはウー・レイがプレーしていた中国スーパーリーグで見ると控え選手の年俸に相当する額で、仮に新たに年俸上限が設けられた中国スーパーリーグに復帰すれば、最高額となる170万ドル(約1億8000万円)は受け取れると伝えている。

 中国のSNSでは、二度の年俸ダウンを受け入れてまで、エスパニョールに対する忠誠を誓うウー・レイへの評価は高まっている。記事では、今季2部のウエスカを1部昇格に導いた日本代表FW岡崎慎司の活躍にも触れているが、ウー・レイは来季、クラブを1部復帰へと導けるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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