久保建英、圧巻テクニックに垣間見える“周囲の信頼”に英注目 「リターンをためらってない」
両側から足を出されても、左→右→左と素早いタッチで切り抜け、すかさず反転して翻弄
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、レンタル移籍した新天地で存在感を発揮している。2人に囲まれながらの“トリプルタッチ”でのボールコントロールの反響が拡大しているが、英メディアも「ベストプレーヤーたちにとって、時間はゆっくりと動くように見えるものだ」と高く評価している。
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スペイン挑戦1年目となった2019-20シーズンに、リーグ戦35試合4得点4アシストの成績を残した久保は、マジョルカへのレンタル期間が満了。欧州のビッグクラブを含めて計30クラブ以上からオファーがあったとされるなか、リーガ・エスパニョーラ5位に入り来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を持つ“イエローサブマリン”ことビジャレアルへの期限付き移籍を選んだ。
ビジャレアル公式ツイッターは17日、ミニゲームで違和感なくスムーズにプレーする久保の動きを公開。密集地帯でボールを持った際に両サイドから足を出されても、左→右→左と素早いタッチで切り抜け、同時に足裏で180度方向転換して2人を翻弄し、カバーに入った相手選手のチェックもかわしてパスを通した。
英メディア「Dugout」は、バルセロナの他にもレアル・マドリードやユベントス、リバプールなど欧州5大リーグのビッグクラブと提携し、プレー動画を世界へ発信している。スター選手たちのスーパープレーを多数目の当たりにしてきた映像編集部リーダーのマーカス・チャン氏は、久保のスーパーテクニックに注目している。
「狭いスぺースの中でも、同僚が久保へのリターンをためらっていないことから信頼が窺える。ベストプレーヤーたちにとっては、時間がゆっくりと動くように見えるものだ。久保は“ジャパニーズ・メッシ”と呼ばれているが、2人の比較は簡単だ。どちらもドリブルの重心が低く、バランスも良くて、技術に優れている。上手く行けば、久保は今季ビジャレアルでより多くのゴールを決めるだろう」
8月22日に2部に昇格したカルタヘナ、25日に同じく2部のテネリフェとのフレンドリーマッチが決まり、新天地デビューへの注目度も高まりそうだ。