チチャリートとマンU伝説の名将をつなぐ永遠の絆 「僕の人生で最も重要な人物」
ファン・ハール監督にも感謝の言葉
また、2014年からユナイテッドを指揮するルイス・ファン・ハール監督に対しても、感謝の思いを抱いている。チチャリートはオランダ人指揮官の構想から外れ、14年は期限付き移籍でレアル・マドリードへ。さらに昨夏、クラブ復帰後もチャンスが与えられないと悟ると、愛するユナイテッドを離れてドイツ移籍を決断していた。それでもメキシコの点取り屋は、監督の判断を尊重していた。
「100%の自信があるのに、チャンスを与えられないというのは世界中のどんな人にとっても残念なことさ。でも彼には『ありがとう』と言いたい。彼はとても正直な人間だ。僕のもとにいいオファーが届くと、快く移籍を受け入れてくれた」
ドイツでゴールを量産し、昨年11月から今年1月までは3カ月連続で月間最優秀選手に選ばれるなど、今やブンデスリーガの顔と言える選手になった。昨夏の移籍はメキシコの英雄のキャリアにとって、大きなターニングポイントとなったが、愛するユナイテッドを離れたことが間違いではなかったことを新天地で力強く証明している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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