バルサが描くネイマールとグリーズマンのトレード、チームの危機的状況で実現困難か
数カ月前に交換移籍の可能性を伝えた仏メディア、状況一変で非現実的と指摘
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝で、2-8と大敗したバルセロナは、キケ・セティエン監督を解任し、チームの抜本的な改革に着手した。そのなかで、スペインのメディアでは、バルセロナはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを使い、パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールをトレードで獲得することを目指していると報じた。しかし、数カ月前にこの交換移籍を報じたフランスメディア「le10sport」は、現時点では現実的ではないと伝えている。
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セティエン監督の解任に踏み切ったバルセロナだが、クラブはさらなる改革を行うことが見込まれている。そのなかには、2020年の冬の移籍市場でも話題になったネイマール復帰案も含まれているようだ。当時、この交換移籍を報じた「le10sport」は、「現時点でもバルセロナがネイマールを獲得できる可能性があるとすれば、経済的な面からもネイマールとグリーズマンのトレードだけだ」と、認めている。
ただし、冬の時点でPSGを去ることを望んでいたネイマールだが、現在は離れる考えが薄れているという。さらに、わざわざ危機的な状況にあり、今後が不透明となっているバルセロナへの復帰を望む可能性は低いと指摘した。また、グリーズマンもクラブを離れる考えはないとされ、このトレードを実現するためには、数カ月前より多くの障害があるようだ。
とはいえ、スペインメディアでは、今季通算48試合で15ゴール4アシストという成績を残したグリーズマンを放出し、選手を入れ替えるための資金の一部にすることを検討しているという報道も行われている。
ネイマール復帰を望む声は多いが、ブラジル代表のエースは危機的状況に陥ったバルサに帰還することになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)