“ドイツの至宝”、チェルシー移籍希望も進展せず “コロナ値引き”拒否が理由と英メディア報道
レバークーゼンはハフェルツの移籍に約126億円を要求
レバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツは今夏のチェルシー移籍を望んでいるものの、1億ユーロ(約126億円)の要求額が移籍の実現を阻んでいるようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、レバークーゼンがドイツの至宝の移籍において、“コロナ値引き”を拒否していると報じた。
ブンデスリーガでの活躍で国外からも注目を浴びているハフェルツ。21歳の若さでレバークーゼンでは不動のレギュラーとなっており、今季は公式戦45試合で18得点9アシストを記録した。
「スカイ・スポーツ」によれば、ハフェルツはこれまでブンデスリーガで通算36得点をマークしている。欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)でプレーする21歳以下の選手のリーグ戦得点数としては、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ(80得点)に次ぐ2位の成績だという。
今をときめく“ドイツの至宝”は今夏のチェルシー移籍が取り沙汰され、本人も移籍を望んでいるという。ただし、移籍の話は以前から再三メディアを賑わせているものの、交渉が進展している様子はない。レバークーゼン側は1億ユーロ(約126億円)を要求しており、そこから歩み寄る姿勢を見せていないからだ。
同局は「バイヤー・レバークーゼンはカイ・ハフェルツに関して、チェルシーへの“コロナ・ディスカウント”を拒否している」と指摘。新型コロナウイルスの感染拡大で財政面への打撃が各クラブを襲うなかで移籍マーケット全体が縮小傾向だが、レバークーゼンに中心選手のハフェルツを安売りする意志はなく、移籍を承認するのはあくまで1億ユーロ以上のオファーが届いた場合のみという一貫したスタンスを取っている。
その一方で、ハフェルツとレバークーゼンの契約は残り2年を切っていることもあり、今夏中の移籍が実現しなければ同選手の市場価値が低下するとの指摘もある。レバークーゼンはハフェルツの1億ユーロは過大評価ではなく、“適正価格”と考えているようだが、果たして今夏中の移籍は実現するのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)