ネイマールのブラジルでの“真の評価”は? 闘莉王がCL4強のPSGに注目「失敗ではなかったと…」
PSGは劇的勝利で25年ぶりの4強進出 勝負強さが一発勝負の“武器”に…「気持ちの強さが出てきた」
ムバッペの投入で攻撃は活性化したものの、同点弾が生まれず危機的状況を迎える。そのなかで、後半45分に起死回生の一撃が生まれた。右サイドから仕掛けたエリック・マキシム・シュポ=モティングが左足クロスを送ると、ネイマールが折り返したボールがこぼれ球となり、DFマルキーニョスが反応。シュートは相手に当たりながらネットに吸い込まれた。さらに同アディショナルタイム3分、カウンターからネイマールが左サイドで仕掛けてチャンスメーク。一度クリアされるも、こぼれ球を拾ったPSGがさらに攻撃を仕掛けて、最後はムバッペのクロスをシュポ=モティングが滑り込んで決めた。終盤に劇的な展開で逆転したPSGが2-1と勝利。闘莉王氏は、この白星がPSGにとって力になっているとの見解を示した。
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「完成度としては、どこのチームも上手くいっていないと思う。なかなか自分たちのリズムで練習できなかったし、特にパスサッカーをするチームは時間をかけて修正しないといけない。そのなかでも、PSGの一番いいところはああいう勝ち方をしたという勢いがあるところ。強さが身についた。正直なところ、負けてもおかしくない展開で、勝ち試合にしたという勢いはある。最後の最後まで何が起こるか分からないところに懸けるPSGの強さが出てきた。完成度よりも、そういう気持ちの強さが出てきた」
この試合のPSGは、センターラインがブラジル人だった。準々決勝で得点したマルキーニョスが中盤の底に入り、主将DFチアゴ・シウバ、そしてネイマールだ。生まれ故郷のブラジルで暮らす闘莉王氏も、ブラジルホットラインの盛り上がりを実感しているという。
「この前、マルキーニョスも点取りましたし、活躍すると思います。PSGはやっとベスト4に入れた。準決勝では勝たなきゃいけないというプレッシャーを、どれだけ跳ね返せるか。そのなかでもネイマールの調子がいいところは、この前の試合で見られた。これだけブラジル人が多いと、ブラジルでは応援していますね」
そのなかでも悲願の決勝進出へキーマンとなるのが、やはりエースのネイマール。ブラジル代表の28歳FWは、母国でも絶大な“注目”を浴びているという。バルセロナ時代にはCL優勝を経験したネイマールだが、PSGで欧州制覇を果たすことにはどんな意味があるのか――。