窮地のなでしこを救いたい! 澤さんが主将宮間に「重いリュックを1人で背負わないで」と助言
背番号10の後継者、大儀見には「自分なりの10番見つけて」
リオ五輪アジア最終予選中国戦を翌日に控えた3日、澤穂希さんがなでしこジャパンの練習を視察し、苦闘が続くチームを直接激励した。背番号10を継承したFW大儀見優季、キャプテンでMF宮間あやに対しては詳細なアドバイスを送った。
五輪切符獲得のために3連勝しかない苦境のチームを励まそうと、澤さんはトレーニング会場に訪れた。「(今は)やっぱりどこか遠慮してたり、他人任せなところが感じられました」と精神面に喝を入れると同時に、ベテラン2人の状態を気にかけていた。
まずは澤さんから背番号10を継承した大儀見だ。新エースとして期待されながらも2試合でノーゴールに終わった。しかし偉大な前任者は、大儀見の状態について報道陣に問われるとこう答えた。
「彼女もいろんなメディアの方に言われて、いろんなプレッシャーを抱えてプレーしているとは思います。でも彼女は彼女なりにチームのために全力でやっていると思いますし、彼女なりの10番を見つけてプレーほしいです。彼女の仕事は得点を獲ってチームに勝利に導くことにあると思うので、皆さんも温かく見守りながら、彼女の背中を押してほしいと思います」
全盛期には圧倒的な実力からゲームメーク、フィニッシュと全てをこなしたバロンドーラーは大儀見にストライカーの本分であるゴールを突き詰めるように助言している
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