C大阪MF西川潤は「18歳の宝石」 技ありのループシュート弾を王国ブラジルも称賛
柏戦で柿谷の絶妙パスからループシュートを決めて待望のJ1初ゴール
セレッソ大阪のMF西川潤は、15日に行われたJ1リーグ第10節・柏レイソル戦(3-1)で今季リーグ戦初出場を果たし、技ありのループシュートでJ1初ゴールを決めた。“サッカー王国”ブラジルメディアも「18歳の宝石」と注目している。
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西川は桐光学園高時代の2019年3月にC大阪加入が内定。特別指定選手に登録されると、同月のルヴァンカップで公式戦デビューを飾り、翌4月にはリーグ戦デビューも果たして計3試合に出場した。
プロとなった2020年は、7月に左大腿四頭筋筋損傷と診断されて“正式デビュー”が遅れていたが、8月5日のルヴァンカップ・グループリーグ第2節浦和レッズ戦(1-0)で今季公式戦初めてピッチに立ち、FW豊川雄太の決勝ゴールをアシストする活躍を見せた。
今季リーグ戦では開幕戦後はベンチ外が続いていたが、15日の柏戦で9試合ぶりのベンチ入り。2-0とリードして迎えた後半38分に投入されると、才能の片鱗を見せつける。
同じく途中出場のFW柿谷曜一朗が自陣中央から右サイドにドリブルで持ち出すと、前線へ浮き球のパスを供給。相手最終ラインとGKの間に絶妙なラストパスが飛び、抜け出した西川は日本代表GK中村航輔の頭上を抜く技ありのループシュートでネットを揺らし、Jリーグ初ゴールをマークした。
18歳176日でのJ1ゴールは、クラブ史上においてリバプールの日本代表MF南野拓実(18歳171日/2013年7月6日ジュビロ磐田戦)に次いで2番目の若さとなった。過去にはバルセロナやACミラン、直近ではリールへの移籍も噂された逸材に、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」も注目している。
「ジュン・ニシカワはプロ初ゴールを決めた。すぐにでもヨーロッパへ移籍する可能性があるセレッソ大阪の18歳の宝石は、柏レイソル戦の後半に出場してチームの3点目を決めた。カキタニのパスからループシュートだった」
10分弱の短いプレー時間でしっかりと結果を残し、今後西川も少しずつ出番を得られるかもしれない。