神戸FW古橋亨梧、「15ゴール&二桁アシスト」を宣言 豪快な“電光石火ボレー弾”を自賛

ヴィッセル神戸FW古橋亨梧【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸FW古橋亨梧【写真:Getty Images】

【古橋亨梧インタビュー|第1回】開幕から好調キープも思わぬ中断…再開後も目が離せない活躍

 思わぬ壁が立ちはだかった2020年シーズンのJリーグだが、今季の注目選手の1人であるヴィッセル神戸の日本代表FW古橋亨梧は、期待に違わぬ活躍を見せている。シーズン開幕直後は、横浜F・マリノスとの富士ゼロックス・スーパーカップ(2月8日/3-3・PK3-2)と、初出場のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2試合、そして横浜FCとのJ1開幕戦でもゴールを決めて公式戦4戦連発をマーク。その後は新型コロナウイルスの影響により、約4カ月の中断を余儀なくされたが、再開後も好調をキープし、ここまでリーグ戦9試合4得点の成績を残している。昨季J1の舞台で“覚醒”し、さらなる飛躍を期す25歳のスピードスターが「Football ZONE web」のインタビューに応じ、同僚のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタとの関係や日本代表への思いなどを明かした。第1回は新型コロナウイルスの影響でイレギュラーな日程となっている今季について、現在の心境を語ってくれた。

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 長い中断期間を経てJ1は7月4日に再開。2試合ゴールがなかった古橋が、7月11日の第4節大分トリニータ戦(1-1)でスーパーゴールを決めた。キックオフ直後、大分のボール回しを前線からプレスをかけて奪うと、左サイドから古橋がドリブルで仕掛ける。中央でMF安井拓也へパスを出すと、安井のシュートは相手に阻まれ、浮いたボールが古橋のもとへ。これをダイレクトで左足を振り抜くと、豪快なボレーシュートがゴール右隅に決まった。開始わずか16秒で決まった電光石火のシュートは、“自賛”するほどの一発だった。

「スーパーゴールですね。まず、ボールを奪って仕掛けようかと思っていたけど、横に安井選手がいたのでワンタッチで打てるぐらいのプラスのパスを出して、ちょっと慌てていたけど打ってくれて。結果的に僕の良い位置に浮き球でこぼれてきてくれたので、何も考えずに振り抜いたら綺麗に当たって上手く入ってくれた」

 今年も神戸の攻撃陣で、その存在は大きい。

 2月のシーズン開幕直後は公式戦4試合連続ゴールで、チームの好スタートに貢献。天皇杯王者として臨んだシーズン最初の試合「富士ゼロックス・スーパーカップ」では、1-1で迎えた前半40分、敵陣深くで相手のパスをカットすると、横浜FMのGK朴一圭が飛び出している状況を見逃さず素早くシュートを放つと、コロコロと転がったボールがゆっくりとゴールに吸い込まれて、一時勝ち越しとなるゴールをマークした。

 そして、元日の天皇杯優勝によって出場権を得たACLでも魅せた。クラブにとっても古橋にとっても、アジア初挑戦となったホームでのグループステージ第1節ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦では、1-1に追いつかれた直後、右サイドのDF西大伍から供給されたパスに反応し、ダイレクトで右足を振り抜く。鮮やかな勝ち越しゴールで5-1の勝利に貢献した。さらに、敵地で行われた第2節水原三星(韓国)戦では、0-0の後半アディショナルタイムに元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタからDF酒井高徳へ渡り、ふわりと上げられた左クロスに飛び込んで右足を合わせ、劇的弾でチームを2連勝へと導いている。

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