イニエスタの“黄金の足”に脚光 神戸全ゴール演出の働きを海外メディア称賛「頭脳」

神戸の全ゴールを演出したイニエスタ【写真:小林 靖】
神戸の全ゴールを演出したイニエスタ【写真:小林 靖】

ダンクレーの先制点と郷家のゴールの他にも、ドウグラスの決定機も演出

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、16日のJ1リーグ第10節・鹿島アントラーズ戦で全2得点に絡む活躍を見せた。試合は2-2のドローに終わったものの、海外メディアは「イニエスタの頭脳」と評して称えている。

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 3-4-2-1のボランチで出場したイニエスタは序盤から上手さを見せ、前半19分の左CKではキッカーを担当。インスイングのボールが相手に当たってファーサイドに流れると、DF大﨑玲央が頭で折り返し、これに反応したDFダンクレーが豪快な右足ボレーを突き刺して神戸が先制に成功する。

 イニエスタは前半33分にも中盤でくさびを受けると、反転しながら前線へスルーパス。相手最終ライン裏のスペースに絶妙なボールが飛び、抜け出したFWドウグラスがシュートまで持ち込んだが相手GK山田大樹に阻まれてしまった。

 前半のうちに追いつかれて迎えた後半16分にも、敵陣中央でイニエスタが仕掛けてドウグラス、元日本代表DF酒井高徳と細かくパスをつなぎ、最後はFW郷家友太がペナルティーアーク内から右足シュートをサイドネットに突き刺して勝ち越しに成功。この日の2点ともイニエスタが起点となった。

 米スポーツ専門局「ESPN」は、「イニエスタの“頭脳”:ヴィッセル神戸を操るスペイン人はJ1リーグの鹿島戦前半であらゆるすべてのチャンスを生み出した」と称賛。同局の別記事では、「ヴィッセル神戸の先制点の場面で鍵を握ったイニエスタ」とダンクレーの先制点を動画付きで紹介し、「ESPN」の情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターも「イニエスタの足からヴィッセル神戸のゴールが生まれた」と報じている。

 後半アディショナルタイムに同点に追いつかれ、同37分に途中交代していたイニエスタも悔しさを滲ませてベンチをあとにしていたが、やはりそのテクニックは神戸の攻撃に不可欠だと改めて印象付けた。

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