“アジア杯ベストゴール決定戦”開始 李忠成の“伝説の決勝ボレー弾”に再脚光「完璧」

2011年のアジアカップで印象的なゴールを決めたFW李忠成【写真:Getty Images】
2011年のアジアカップで印象的なゴールを決めたFW李忠成【写真:Getty Images】

11年大会で日本を優勝に導いた伝説ボレー弾と、元イラク代表マフムードの一撃が対戦

 AFC(アジアサッカー連盟)公式サイトは、歴代ベストゴールを決める「Bracket Challenge」をスタート。厳選した32ゴールを対象に、ファン投票によるトーナメント形式で勝ち上がりを決めていく。ラウンド32には日本人選手ではMF中村俊輔(横浜FC)とFW李忠成(京都サンガF.C.)の2人がノミネートされ、李忠成の伝説のボレー弾が紹介されている。

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 日本が4年に一度のアジアカップで最後に優勝したのが2011年大会。歓喜の瞬間をもたらしたのが李忠成だった。

 2011年1月29日、日本は決勝でオーストラリアと対戦。試合は0-0のまま延長戦に突入し、後半4分に李がA代表初ゴールとなる値千金の一撃を決めて1-0と勝利し、日本がアジアの頂点に立った。

 2列目にポジションを移していたDF長友佑都が左サイドを突破し、左足でマイナス気味のクロスを供給。ゴール前でフリーとなった李がこれに合わせて左足を振り抜き、ダイレクトでボレーシュートを突き刺した。

 李忠成は過去にアジアカップのコンテンツで、「よくこれ、フリーになったねとか、フリーになってラッキーだったねと言われるんですけど、俺の中ではラッキーじゃないんだよと(笑)。画面では映っていないところでちゃんとDFを釣って、駆け引きをして相手を前に行かせて、自分はバックステップを踏んでフリーになっているので」とゴールの舞台裏を明かしていた。

 AFC公式サイトでは、「完璧なタイミングの左足ボレー。オーストラリアのGKマーク・シュウォーツァーにチャンスは与えられなかった」と触れられている。

 李忠成の“対戦相手”となるのは、元イラク代表FWユニス・マフムード。2007年アジアカップの決勝サウジアラビア戦(1-0)、後半26分に右コーナーキックをファーサイドで合わせ、打点の高いヘッドで決勝点をもたらし、初優勝を遂げたイラクにとって歴史的なゴールである。

 投票はスタート直後に李が僅差でリードも、現在はマフムードが逆転。投票は8月17日まで行なわれる予定で、李はベスト16に勝ち進むことができるだろうか。

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