「バルセロナ守備陣を粉砕」 19歳DFの“爆速4人抜き突破”に英驚愕「止めるのが不可能」
バイエルンDFデイヴィスの超絶ドリブル突破からのアシストに注目
バイエルン・ミュンヘンは現地時間14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバルセロナと対戦し、8-2と勝利を収めた。驚きの圧勝劇となったが、カナダ代表MFアルフォンソ・デイビスが記録した圧巻の“爆走アシスト”に、英メディアも「衝撃的なアシストを生み出した」「バルセロナ守備陣を粉砕」と注目している。
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新型コロナウイルスの影響を受け、今大会はベスト8からポルトガルでの集中開催となり、本来のホーム&アウェー方式ではなく一発勝負と異例の戦いとなっている。史上初のブンデスリーガ8連覇とDFBポカール優勝の二冠を達成しているバイエルンは強敵バルセロナとの大一番に臨んだが、試合は驚きのワンサイドゲームとなる。
開始早々の前半4分にドイツ代表FWトーマス・ミュラーが先制点を奪うと、同7分にオウンゴールで同点とされるも、同21分にクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ、同27分にドイツ代表MFセルジュ・ニャブリ、そして同31分に再びミュラーがネットを揺らして前半だけで大量4得点を奪う展開となる。
ハーフタイム明けの後半12分に1点を返されるも、4-2で迎えた同18分、19歳の左サイドバックが圧巻のプレーから追加点を演出する。左サイドでボールを受けたデイビスが鋭い切り返しで相手2人を振り切ると、対峙したバルサDFネルソン・セメドを爆発的なスピードで置き去りにし、ペナルティーエリア内に侵入。さらにもう1人も抜き去って中央に丁寧なラストパスを供給し、ドイツ代表DFヨシュア・キミッヒの追加点をお膳立てした。
静止状態から爆発力ある加速でセメドを転倒させるほどの突破を見せたデイビスに対し、英メディア「GIVE ME SPORT」は「デイビスが衝撃的なアシストを生み出した」と見出しを打ち、「止めるのが不可能なのは言うまでもない」と指摘。英メディア「スポーツ・バイブル」も、「デイヴィスがバルセロナ守備陣を粉砕」と大々的に取り上げている。
2019年にMLSホワイト・キャップスからバイエルンに加入したデイビスは、19歳ながらドイツ王者の主力に定着。世界トップクラスの攻撃力とスピードを誇る左サイドバックとして、その名を轟かせている。まだまだ成長途中の逸材ではあるが、強敵バルセロナを相手に強烈なインパクトを残したことで、選手としてもワンランク上がったのは確かだろう。