元ブラジル代表FWリバウド、ジダン監督の“ヴィニシウス冷遇”を疑問視 「理解できない」
「ラ・リーガ最高のウインガーの一人」と評価するヴィニシウスに出番はなくCL敗退
レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは、現地時間7日に行われたマンチェスター・シティとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦(1-2)で出番がなかった。バルセロナのレジェンドである元ブラジル代表FWリバウド氏は、「理解できない」と疑問を呈している。スペイン紙「マルカ」が伝えた。
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ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアルは、7日に敵地でのシティ戦に臨んだ。2月に行われた本拠地での第1戦に1-2で敗れて後がないなか、守備陣が失点に直結する痛恨ミスを連発して1-2で敗れ、2戦合計スコア2-4でベスト16敗退となった。
ジダン監督はこの試合、スペイン代表MFルーカス・バスケス、セルビア代表FWルカ・ヨビッチ、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデを途中交代で投入。ベンチ入りしていたヴィニシウスがピッチに立つことはなかった。
リバウド氏は、「今季の活躍を見た後で、彼がなぜプレーしなかったのか理解できない。ラ・リーガ最高のウインガーの一人だった。負傷などのニュースはまったくなかったのに」と見解を述べている。
「もし彼がプレーしていたら、(シティ指揮官のジョゼップ・)グアルディオラを間違いなく苦しめただろう。しかし、あのような重要な一戦で、彼は90分間ベンチに座ったままだった。試合前に何を話したのか、ジダンと本人だけが知っていることだが、第三者からすれば、不可解な決断にしか思えない。怪我や何か特別な事情がないのならば、ジダンによる物議を醸す決断だし、CLであのような大事な試合でプレーしたかったであろうヴィニシウスにとっては辛い時間だったはずだ」
現在20歳のヴィニシウスは2018年夏にブラジルの名門フラメンゴからレアルに移籍。同胞のFWロドリゴらとともにクラブの将来を担う期待の若手として台頭し、今季はトップチームで公式戦38試合に出場して5得点をマークした。
ところが、出場機会の減少にはフラストレーションを溜めているとされていて、フランス王者パリ・サンジェルマンやプレミアリーグのクラブなどから関心を集めていると報じられている。果たして、ヴィニシウスは今オフに新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)