鎌田大地は「まだフランクフルトに残るべき」 地元紙が“理由”主張「一つの事実として…」
まだ1シーズンの成功であり、パフォーマンスにムラがあることを指摘
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は2019-20シーズンの活躍で評価を高め、クラブとの契約延長交渉が現地メディアを連日、賑わせている。そんななか、地元紙は「鎌田はまだフランクフルトに残るべき」と主張。指揮官からの高評価など、その理由を挙げている。
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19-20シーズン開幕前にレンタル移籍先のシント=トロイデンからフランクフルトに復帰した鎌田は、公式戦47試合に出場して10ゴール9アシストを記録。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でも目覚ましい活躍を見せ、数字と内容の両方で強烈な印象を残した。
鎌田の契約は2021年夏に満了するということもあり、クラブは契約延長に向けての動きを明確化。ただ、現時点で契約延長の発表はされておらず、去就についての報道が連日のようになされている状況だ。
そんななか、ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」は、鎌田の去就に関する特集を組んでいる。記事では「鎌田はフランクフルトのオーケストラに違いをもたらせる選手であり、ピッチ上で驚きを表現できる。既成概念を打ち破ることのできる選手だ」と称賛し、アディ・ヒュッター監督から「ダイチは絶対的な創造性の担い手だ」と信頼を得ていることを強調。契約延長が実現していない現状に触れつつ、次のように提言している。
「鎌田はまだフランクフルトに残り、改めてシーズンを通して活躍すべきだ。一つの事実として、ドイツでの成功は1シーズンに過ぎず、彼のパフォーマンスは良い時もあれば、そうでない時もある。パフォーマンスの質にはまだムラがあり、バーゼルとのUEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第2戦(0-1)でも完全にピッチから消えていた」
2シーズン続けて活躍することにより、その価値を確固たるものにすることが優先されるべきだと指摘。また、スポーツディレクターを務めるフレディ・ボビッチ氏を始めとするフランクフルト首脳陣は「非常に現実的」だということも踏まえ、契約交渉の不調が続けば放出も視野に入るのではないかと予測している。
新シーズンに向けて陣容を固めていくなかで、鎌田は中心選手と期待されるからこそ、その去就は日を追うごとに注目度が増しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)