自力消滅も決して不可能ではない! 崖っぷちのなでしこJの秘める意外に大きなリオ五輪出場の可能性とは

オーストラリア一強状態で2位以下大混戦

 絶体絶命の状況だが、リオ行きの可能性はまだ残っている。なでしこジャパンは2日のリオデジャネイロ五輪最終予選、第2戦の韓国戦を1-1で引き分けた。初戦のオーストラリア戦で1-3と敗れただけに、2戦を終えて勝ち点はわずかに1だ。最終予選参加6チーム中5位。わずか2枠の五輪出場に黄色信号が点灯しているが、他チームの対戦結果で、日本はリオ行きの可能性を大きく残している。

 この第2戦で、他の試合の結果はオーストラリアがベトナムに9-0で圧勝、中国と北朝鮮が1-1で引き分けた。これにより、オーストラリアは勝ち点6で首位に立ち、一歩抜け出した格好だ。

 しかし、2位以下は日本を含めて大混戦の状況になっている。日本は中国、北朝鮮、ベトナムとの対戦を残しているが、ここで3連勝を飾ることができれば勝ち点は10に伸びる。中国は現在勝ち点4だが、日本と韓国との直接対決を残している。日本が中国に勝利する3連勝を前提にすれば、中国の最大勝ち点は10で日本と並び、最終的には得失点差が勝負を分ける。そのケースでは、中国が韓国を破る計算になるため、日本は韓国よりも上位になることができる。

 日本が3連勝しても得失点差を含めた突破の2位以内に自力で届かない場合は、韓国とオーストラリアの直接対決で韓国が勝利して3連勝し、オーストラリアが残り2試合を勝利したケースのみだ。その場合は、オーストラリアが勝ち点12、韓国が11、日本が10となる。しかし、それ以外の引き分けを含めたすべてのパターンで日本は2位以内に入ることができる。オーストラリアが一強状態となれば、日本の逆転リオ行きに理想的な環境となりそうだ。

 

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