奇跡の逆転劇にあと一歩… インテルが伊杯準決勝第2戦でユーベ相手に3ゴールで延長PKに持ち込むも惜敗
長友は120分間フル出場! 4人目のPKも成功
延長戦に入ると、両チームとも疲労感が出始めた。ユベントスはザザの抜け出しで数回のチャンスを作ったが、シュートが枠を捉えられない。一方のインテルも、ペリシッチが左からのクロスで決定機を迎えたが、シュートはGKネトが足で弾き出した。ピッチ上で足をつる選手も続出し、試合はまさに死闘といった様相を呈した。
120分のラストプレーで、ユベントスFWアルバロ・モラタに決定機が訪れたが、この試合でGKサミル・ハンダノビッチに代わりターンオーバー起用されていたGKファン・パブロ・カリーソがビッグセーブ。決勝ゴールを許さずに3-3のまま試合はPK戦にもつれ込んだ。
後攻のインテルは、2人目のロドリゴ・パラシオがシュートをクロスバーに当てて失敗。ユベントスは4人目まで全員が決め、外せば敗退が決まるプレッシャーの掛かる場面で長友が4人目のキッカーとして登場した。チーム最古参の男はゴール左に落ち着いて決めて可能性をつないだ。しかし、最後はユベントス5人目のDFレオナルド・ボヌッチがゴール右に決めて、PK5-3でユベントスが勝利。決勝進出を決めた。
前日に決勝進出を決めた日本代表FW本田圭佑所属のACミランの対戦相手は、イタリア王者ユベントスに決定した。イタリア杯のタイトルをかけた一戦は、首都ローマで5月21日に行われる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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