レアルMF陣の「レギュラー争い」激化 “世代交代の波”と闘うモドリッチに現地紙注目
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2021年以降の契約延長を見据えるモドリッチ、来季はウーデゴールと競争か
レアル・マドリードはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの復帰によって、2020-21シーズンの中盤の陣容が分厚さを増そうとしている。その中にあってクロアチア代表MFルカ・モドリッチも2021年以降の契約延長を視野に入れる一方で、激しい定位置争いに巻き込まれることになりそうだ。
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スペイン紙「AS」が伝えるところによると、モドリッチとレアルの契約期間は2021年6月末までになっている。18年、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)の2人が独占していたバロンドールを受賞したモドリッチだったが、19年はややコンディションを落とし、19-20シーズンも序盤戦は負傷もあってウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデに先発を譲ることもあった。
しかし新型コロナウイルスによるリーグ中断後、レギュラーに再び復帰したモドリッチのパフォーマンスは抜群で、チームの10連勝によるリーグ制覇を成し遂げる原動力となった。またモドリッチは18年12月にインテルが興味を示したことで給与が大きくアップしているものの、クラブの財政負担軽減のための給与削減に“喜んで応じる”との殊勝な一面も見せる模様だ
とはいえ、モドリッチは今年9月で35歳となる。ジネディーヌ・ジダン監督の下で徐々に世代交代を図っているレアルにあって、20-21シーズンにはレアル・ソシエダでの武者修行を終えたウーデゴールが中盤のポジション争いに割って入ることになった。同紙はウーデゴールがスタメン定着に成長する間、まだ2シーズンほどはモドリッチが必要と見ている。しかし「ルカ自体は脇役になるつもりはないように見える」と記す通り、モドリッチもやすやすと定位置を譲るつもりはないだろう。
2年前のバロンドール受賞者ですらポジション確約とならない現在のレアル。モドリッチとウーデゴールの競争は、来季の見どころの一つとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)