札幌GM、鈴木武蔵のベルギー移籍は“交渉中”と明言 「肌感覚で言うと、まとまっていく方向」
移籍報道を受けて三上GMが緊急会見「正式なレターはまだ届いていない」
J1北海道コンサドーレ札幌は13日、一部で報じられた日本代表FW鈴木武蔵の海外移籍報道について、公式サイトで「現時点で先方クラブからの打診があったのは事実」と認め、交渉中であることを発表した。それを受けて、クラブの強化担当である三上大勝GMがオンラインでの取材に応じ、具体的な内容への明言は避けたものの、「肌感覚で言うと、まとまっていく方向なんだろうなとは思っています」と語った。
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現在26歳の鈴木は2012年にアルビレックス新潟でJリーグデビューを果たすと、出場機会を求めてJ2の水戸ホーリーホック、松本山雅FCへのレンタルを経て、18年にV・ファーレン長崎に完全移籍。リーグ戦11ゴールとプロ入り後初のシーズン二桁得点をマークすると、昨季札幌に加入し33試合13ゴールと活躍した。今季も負傷で戦列を離れた時期があったものの、ここまで出場したリーグ戦全4試合でゴールを奪い5得点。昨年からはコンスタントに日本代表にも選出されている。
そんな札幌の絶対的エースのもとに、ベルギー1部ベールスホットからオファーがあったと一部メディアで報じられ、13日にはクラブが公式サイトに声明を発表。「現時点で先方クラブからの打診があったのは事実です」と認めたうえで、「今後は本人の意思を確認しつつ本人並びに先方クラブと交渉して参ります」としていた。
これを受けて同日、三上GMも報道陣のオンライン取材に応じ、具体的なクラブの明言は避けたものの、「ベルギーのクラブと我々のクラブで話しているのは事実」と改めて語った。そして交渉の進展具合については、「肌感覚で言うと、まとまっていく方向なんだろうなとは思っています。ただ現時点で正式なレターが、まだ我々の手元に届いていないのは事実。一方でクラブ間等々で僕が直接先方のクラブとのやりとりを口頭でさせてもらっています」と説明し、今後は本人の意向を踏まえながら交渉を進めていくと明かした。
もっとも三上GM自身、鈴木を長崎から獲得した際に、本人から将来的な海外移籍の希望を聞いていたという。そして「どうしたらこの移籍が実現できるのかというスタンスのもとで、やり取りをさせていただいている」と、具体的な交渉内容への言及こそ避けたが、日本代表FWの海外進出を後押しする意向を示していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)