“劇的CL4強”演出のネイマールは「最も危険な選手」 “メッシに並ぶ”ドリブル記録を樹立
アタランタ戦の2-1逆転勝利に貢献、ドリブル成功16回はメッシ以来のCL最多記録
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、現地時間12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のアタランタ戦(2-1)に先発出場し、切れ味鋭いドリブル突破を連発し、大逆転の末の劇的勝利に貢献した。UEFAによるマン・オブ・ザ・マッチに選出され、「ピッチ上で最も危険な選手だった」と称賛されている。
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今季のCLは準々決勝以降、ポルトガルのリスボンでの集中開催となり、すべて一発勝負による決着となる。PSGは前半26分にアタランタに先制を許し、追いかける展開となった。
試合は0-1のまま進み、PSGは敗色濃厚となったが、終了間際の後半45分にドラマが待っていた。PSGはカメルーン代表FWエリック・マキシム・シュポ=モティングの浮き球パスを受けたネイマールが左から折り返し、これをブラジル代表DFマルキーニョスが押し込み土壇場で同点とした。
さらに後半アディショナルタイム3分には、ネイマールのスルーパスに抜け出したフランス代表FWキリアン・ムバッペのラストパスにシュポ=モティングが合わせて勝ち越し。終了間際の3分間での大逆転劇で勝利を収めたPSGが、準決勝へと駒を進めた。
UEFA公式サイトでは試合のマン・オブ・ザ・マッチに、チャンスメークが光ったネイマールを選出。UEFAのテクニカルオブザーバー、コズミン・コントラ氏は「彼はピッチ上で最も危険な選手だった」とそのパフォーマンスを称えている。
ゴールこそなかったが、この日のネイマールはドリブルが冴え渡った。データ分析会社「オプタ」によれば、ブラジル代表FWはこの試合でドリブル成功16回を記録。これは2008年のマンチェスター・ユナイテッド戦で、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが記録したCL最多記録に並ぶものだという。
UEFAの公式サイトは試合後のネイマールのコメントも掲載。殊勲の28歳は「明日、家に帰ることは微塵も考えていなかった。どんな時でも、僕らはベスト4に進むことだけを考えていた」とコメント。最初から最後まで勝利だけを信じて戦っていたと振り返った。
PSGは1994-95シーズン以来となるベスト4進出を果たした。準々決勝の舞台で躍動したネイマールは、チームに悲願のビッグイヤーをもたらすことができるだろうか。