3分で天国から転落した“マナドーナ” 先制ゴールも痛恨ドローに笑顔なく
絶対条件の3連勝に覚醒が待たれる
だが、3分後にDF陣の連携の乱れから同点弾を許した。岩渕は試合終了間際にMF宮間から絶妙なラストパスを受けたが、ボールが足下に入りシュートは打ち切れず。ビッグチャンスに2点目を決めることができなかった。
「なかなか仕掛けるためにボールを受けることができなかったので、次はしっかり仕掛けてゴールにつながるようにやりたい」
最年少のFW横山久美(長野)が先発出場を果たし、「女メッシ」の異名に恥じないような局面打開力を見せつけた。岩渕自身も自らの仕掛けで相手を崩す必要性を痛感している。
「チームのためにできることをしっかりやって、残り3つ勝たなければいけないので、しっかり勝ちたいです」
2試合終了時点で1分1敗の勝ち点1と、6チーム中5位のなでしこ。奇跡のリオ行きを果たすには、“マナドーナ”の覚醒が必要だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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