澤さんがなでしこJに反省と切り替えを要求 「私なら試合内容の厳しいところを伝える」

涙腺を緩めた魂のセーブも…

 終了直前の悪夢に、レジェンドも悔しさを噛みしめた。なでしこジャパンは、リオデジャネイロ五輪最終予選の第2戦の韓国戦に臨んだが、1-1の引き分けに終わった。テレビ中継の特別ゲストとして会場で見守った澤穂希さんは「最後まであきらめないで戦ってほしい」と、後輩たちに気持ちの切り替えを求めた。

 1-3でまさかの黒星発進となったオーストラリア戦から中1日、先発を6人入れ替えたなでしこは前半から押し気味に試合を進めた。澤さんもハーフタイム後には「選手の距離感がすごくいいことによって、セカンドボールをちゃんと拾えている」と、初戦からの修正を評価した。

 前半から押し気味に試合を進めていたなでしこだったが、後半24分にゴール前の混戦からDF近賀ゆかりがペナルティーエリア内でのハンドの反則を取られ、韓国にPKが与えられてしまう。この大ピンチに立ちはだかったのがGK福元美穂だった。相手キッカーのMFチ・ソヨンのキックを読み切ってセーブし、こぼれ球をスライディングでかき出して危機を救った。

 この魂のプレーに澤さんは「さすが福ちゃんです、この時は涙が出そうでした」と感情をあらわにした。そして後半39分、岩渕真奈がヘディングで押し込み先制点をゲットしたシーンも「大儀見選手が競ったことでGKが見えなかったところに、岩渕選手が入ってきました。いいゴールでした」と称賛した。

 

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