鳥栖、最大10人に新型コロナ陽性の可能性 竹原社長「これがあったから広がったというのは分からない」
ルヴァンカップ広島戦の中止を受けてJリーグが合同会見を実施
Jリーグは12日、この日開催予定だったYBC ルヴァンカップ・グループステージ第3 節サンフレッチェ広島戦の中止を受けて、鳥栖、広島と合同記者会見を実施した。鳥栖において、新型コロナウイルス感染症の検査で、すでに陽性が判明していた金明輝監督に加えて新たに最大9人に対して「陽性」または「陽性の可能性が高い」との診断及び検査結果が出た。
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鳥栖は11日、金明輝監督に新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出たと発表。8日の昼から体調に異変を感じ、9日の朝は36.4度だったものの、倦怠感を確認。夜に38度の発熱があり、10日にPCR検査を受けて11日の午後3時に陽性判定を受けていた。保健所の指導のもとスタッフ3人の濃厚接触者を隔離。選手には濃厚接触者はいないとされていた。
そこで、鳥栖は11日に独自でPCR検査をトップチーム及びクラブスタッフ、アカデミースタッフ全員実施。金監督の濃厚接触者とされていた3人のスタッフは陰性だったものの、現在2人の陽性の判定が出ており、さらに7人に陽性の疑いがある。陽性の判定を受けた2人は、発熱があったため抗原検査を最初に受けていた。
金監督は8日の第9節鹿島アントラーズ戦で指揮。昼には体調の異変を感じていたが、保健所からは審判員、鹿島の選手やスタッフとの濃厚接触はないと判断されている。今回、最大10人の感染となると、クラスター判定を受ける可能性もあり、Jリーグの藤村昇司特命担当部長は「徹底的に感染経路を調べていくことになる。なぜ感染が広がったかを行政、保健所と確認して、できるだけ起こさないようにする」と説明。鳥栖の竹原社長は「これがあったから感染が広がったというのは現時点では分からない」と話すにとどめた。
今後は、鳥栖の日程を再考する可能性もあるといい、Jリーグにとっては大きな試練となりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)