ダービーから続く屈辱を力に変えられるか

　近年のアトレチコはディエゴ・シメオネ監督のもと、レアルとバルサの2強との差を急激に詰めつつあるが、長年蹂躙され続けた”白い巨人”がパニックに陥っている様子は、さぞかし快感だったのだろう。その感情の発露がアトレチコの本拠地ビセンテ・カルデロンに響いた、皮肉たっぷりの歌詞だった。

　“隣人”に煽られた形となったレアルだが、アトレチコ戦後にエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが「他の選手が自分と同じぐらいのレベルなら、僕らは首位にいた」と問題発言をして即釈明に追われるなど、ピッチ内外で雑音が噴出している。2日には敵地でのレバンテ戦に臨むが、アトレチコの挑発を反骨心に変えることはできるだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images