伊紙が今季の戦力分析を掲載 本田と長友はいずれも先発メンバーから外れる
安住なき定位置争い
イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、今夏の移籍市場を終えた各チームの戦力分析を行った。1月に移籍マーケットが再開するまでのメンバーが定まり、完成形となったチームの現時点での予想スタメンを発表した。8月31日のセリエA開幕ラツィオ戦で先制点を決めたミランMF本田圭佑と、インテルDF長友佑都の日本人コンビは、いずれも先発メンバーから外れた。
ミランは、フィリッポ・インザーギ監督のドレスである4-3-3システム。3トップは、右から元フランス代表FWジェレミー・メネズ、チェルシーから獲得したフェルナンド・トーレス、イタリア代表FWステファン・エルシャラウィーが入る。同紙は開幕戦で右ウイングとしてプレーした本田ではなく、ラツィオ戦で1トップを務めたメネズが右FWの先発と予想した。今季開幕前の親善試合から結果を出し続けたが、トーレスの加入で予想スタメンから押し出されたもようだ。
一方、開幕トリノ戦で途中出場となった長友はプレシーズンの間、不動の先発という評価だったが、ここにきて控えと予想されている。
ワルテル・マッツァーリ監督の3-5-2システムの左右のウイングバックをこなせる副キャプテンの長友だが、右はジョナタン、左はドドとガゼッタ紙は記した。日本の誇るダイナモはブラジル人の2人の後塵を拝する格好となっている。
日本代表ハビエル・アギーレ監督の招集で一時帰国している2人だが、チームに戻った後も安住は約束されていないようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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