FIFA新会長の打ち出すW杯改革プラン 参加40カ国に拡大、隣接2カ国共催の原則
UEFA事務局長時代にEURO出場枠拡大の実績
新会長はこのように語っている。UEFA事務局長時代にも、16チームで争われていた欧州選手権(EURO)の出場枠拡大を提唱し、実現させた辣腕の持ち主だ。グループ分けやトーナメントの組み方など、問題点が多いとみられるこの出場枠拡大も押し通す覚悟を持っているようだ。
また、会長選の時点ではワールドカップの開催国について大陸間の持ち回りのルールを明文化すること、隣接する2カ国共催を原則とするなど、改革案を語っている。ワールドカップでは2002年に日本が韓国と史上初めて共催した。EUROは2000年のオランダとベルギーの共催を皮切りに、08年のオーストリアとスイス、12年のポーランドとウクライナと3回の共催が実現している。
サッカー界の最高峰にある大会は、新会長の手によって大きく変貌していくことになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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