名古屋の圧巻6発快勝劇にブラジルメディア注目 「ジョーの退団を感じさせなかった」
前田がキャリア初のハットトリックを達成するなど6発のゴールラッシュで浦和を撃破
名古屋グランパスは8日に行われたJ1リーグ第9節・浦和レッズ戦で6-2と大勝を飾った。海外メディアもゴールラッシュを伝え、「前田が自分の色を前面に押し出した」「2020年名古屋グランパスの進化」と注目している。
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名古屋は浦和をホームで迎え撃った一戦で、圧倒的な破壊力を見せつけた。前半9分、FW前田直輝の一撃で名古屋が先制すると、そこから一気に畳みかける。直後の同10分に再び前田が決めると、同18分にMFジョアン・シミッチが追加点。同38分に前田がハットトリックを達成すると、同45分にMFガブリエル・シャビエルが決めて、前半時点で5-0とした。データ分析会社「オプタ」によると、2015年シーズン以降のJ1リーグで、前半を5得点で折り返すのはリーグ史上初のことだった。
後半にも前田が4ゴール目を決めるとともに、浦和の反撃をFWレオナルドの2点に抑え、名古屋が6-2の完勝劇を飾っている。
ドイツ移籍専門サイト「transfermarkt」は、「25歳のアタッカーは50分で4ゴールを決め、自分の色を前面に押し出した」と前田の初ハットトリックに注目。一方、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「2020年名古屋グランパスの進化」と見出しを打って浦和戦のゴールラッシュを分析している。
「グランパスはジョーのゴールに大きく依存していたが、退団(コリンチャンスへ移籍)を感じさせなかった。金崎(夢生)はストライカーではないが、チームメートのために上手く動いてスペースを空ける術を知っている。それにより、チームはより一体感を持ってプレーし、前田直輝はキャリア初のハットトリックでネットを4回揺らした」
今年6月に元ブラジル代表FWジョーとの契約解除が発表され、開幕8試合で11ゴールだったのに対し、浦和戦だけで大量6ゴール。前田を含めて攻撃陣のエンジンがかかっていきそうだ。