ユベントス、ピルロ就任前にジダン監督へオファー判明 年俸18億円超を提示も…
ジダン監督の代理人に対して古巣ユベントスから連絡、現役時代を上回る年俸提示
ユベントスは8日にマウリツィオ・サッリ監督を解任し、その数時間後には元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏の新監督就任を発表した。この10日前にユベントスのU-23チームの監督就任が発表されたばかりだったピルロ氏の監督就任は、驚きをもって報じられたが、クラブは当初、サッリ監督の後任に別の人物を考えていたようだ。レアル・マドリード専門メディア「DefensaCentral」が報じている。
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ユベントスが当初、サッリ監督の後任に据えようとしていたのは、クラブのOBでもあり、現在はレアル・マドリードを率いている元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン監督だった。
ジダン監督の代理人であるアライン・ミリアッチョ氏のもとには、7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦(1-2)前にユベントスから打診があったという。しかし、ジダン監督はこのオファーに対して断りを入れたようだ。
記事によれば、ユベントス側はジダン監督に年俸1500万ユーロ(約18億7000万円)を提示したという。現役時代、最後のシーズンの年俸が1200万ユーロ(約15億円)とされているジダン監督。時代の変化はあるとはいえ、現役時代を上回る金額のオファーを受けたようだ。
ただし、ジダン監督はレアルで歴史を作ることを願っており、クラブのフロレンティーノ・ペレス会長からの信頼も厚い。そのため、古巣から巨額のオファーが届いても、環境を変えようとは思わなかったようだ。ジダン監督からの返答を受け、ユベントスはピルロ氏のトップチーム監督昇格を決めたと、記事は伝えている。
ジダン監督が現役時代の1996年から2001年までユベントスで背負っていた21番を、2011年から引き継いだピルロ氏。今シーズンは両クラブがすでにCLで敗退となったが、来季のCLでは元ユベントスの21番対決が実現するかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)