崖っぷちなでしこの救世主は“イケメン”か リーグ屈指のストライカーが意気込み
昨年W杯は負傷欠場しリオ五輪に全力
リオデジャネイロ五輪アジア最終予選初戦オーストラリア戦でいきなり黒星スタートとなったなでしこジャパン。残り4試合で全勝が求められる崖っぷちの日本で、“イケメン”ストライカーが救世主になるかもしれない。
「出場機会があればしっかりチームに貢献できるように頑張りたいですし、点を取らなければ勝てないので、それはチーム全体、とくにFW陣は感じていることなので、頑張ります」
なでしこジャパンのFW高瀬愛実(INAC)は1日、大阪府内で行われた日韓戦前日練習後に決然と語った。11年ドイツW杯、12年のロンドン五輪では本大会のメンバー入りを果たしたが、昨年6月の女子ワールドカップカナダ大会は直前に右膝を故障し、メンバーから外れた。リオ五輪の舞台にかける思いは並々ならぬものがあるが、オーストラリア戦では出番がなかった。
「マチルダス」の愛称を持つオーストラリアとの初戦では、佐々木則夫監督はFW大儀見優季(フランクフルト)とFW大野忍(INAC)の2トップでスタートしたが、前半で大野を下げ、横山久美(長野)を投入。後半は何度もためらった挙句、岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン)を投入した。だが、佐々木監督は岩渕と横山に関しては切り札と位置付けている。
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