行き場のないベイル、マンCのグアルディオラ監督も獲得否定 「いかなる動きもしない」
週給8300万円の超高額契約が大きな足かせに
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外になっている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2戦でも遠征メンバー外となったアタッカーを迎え入れられるクラブは限られるが、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は獲得の可能性が皆無であるとした。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
シティは7日に行われたCLラウンド16第2戦でレアルに2-1で勝利し、2戦合計スコアを4-2として準々決勝進出を決めている。ドイツ代表MFレロイ・サネがバイエルンへ移籍し、スピードのあるアタッカーの獲得を目指しているとされてきた。
ベイルはその条件にマッチしそうだが、グアルディオラ監督は「私たちはギャレス獲得に向けて、いかなる動きもしない」と、その可能性を完全に否定した。
シティとの大一番を前に、レアルのメンバー外となったベイルは、趣味のゴルフに興じていたとされる。レアルは週給60万ポンド(約8300万円)という超高額の給料を支払い続けているベイルを放出したいものの、ベイル側は2022年まで続くこの契約をまっとうしたいと考えている。また、ベイル獲得を目指すクラブも、この金額に近い額を支払わなければならないため、獲得に乗り出すのも難しい状況だ。
元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、「すぐにでも移籍するべきだ。レアル・マドリードとの契約を切るか、最悪でもレンタル移籍をしないといけない。移籍をして、ピッチに立ち、サッカーをプレーすることが必要だ」と、ベイルが選手として最高の状態を取り戻すためには、移籍が必要だと助言する。
だが、レアルが結んでいる超高額の契約は、ベイルに移籍を決意させるにも、他クラブが獲得を乗り出す動きにも、大きな足かせとなっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)