イタリア各クラブの補強診断でローマが1位、ミラン3位、インテル4位 セリエAでは残留が“最大の補強”!?

 

ローマが最高の8点

 

 今月1日に閉幕した欧州の移籍市場に関して、イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「ユーベ、狼たちに注意せよ」との見出しで報じ、セリエA各クラブの補強を採点した。本田圭佑の所属するACミランは3位、長友佑都の所属するインテルは4位と評価されている。

 最も評価が高かったのはASローマ。最高点の「8」を付けられている。ベローナからアルゼンチン人アタッカー、フアン・マヌエル・イトゥルベを獲得したのをはじめ、ギリシャ代表DFコスタス・マノラス、同代表DFヨゼ・ホレバス、DFダビデ・アストーリという最終ラインの3人を獲得。また閉幕まで残り1時間でニューキャッスルからDFヤンガ・エムビワを補強した。1月にパリ・サンジェルマンからU-21フランス代表MFアドリアン・ラビオの獲得を内定できたこともプラス要素となっている。

 王者ユベントスは「7・5」で続いている。だが、評価の対象はチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル、フランス代表MFポール・ポグパを残留させたこと。レアル・マドリードからU-21スペイン代表FWアルバロ・モラタを低コストで獲得したことも加点材料となっている。

 MF本田圭佑が所属するACミランはユーべに続き「7+」という3番手の評価となった。「マリオ・バロテッリ、ロビーニョ、ブライアン・クリスタンテを犠牲にしたが、若い選手もやっと来る」と寸評で一言。パルマMFジョナタン・ビアビアニーの補強は二転三転の末に破談となったが、アタランタからイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥラ、チェルシーからオランダ代表MFマルコ・ファン・ヒンケルを期限付き移籍で獲得するなど、戦力の積み上げを実現した。

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