本田2アシストでミランが13年ぶりのイタリア杯優勝に王手! 日本人3人目の決勝進出
3部アレッサンドリアとの準決勝第2戦に5-0快勝 絶妙なループパスで先制点演出
13シーズンぶりのイタリア杯優勝へ王手をかけた。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、1日にイタリア杯準決勝第2戦の3部アレッサンドリア戦に臨み、5-0で圧勝。敵地での第1戦とのトータルスコアを6-0として決勝進出を決めた。先発フル出場の本田は、先制ゴールと4点目をアシスト。チームの3点目にも絡み、好調を維持したプレーを見せた。
ミランはGKにクリスティアン・アッビアーティ、ボランチにMFアンドレア・ポーリが起用されたほか、2トップはFWマリオ・バロテッリとFWジェレミー・メネズの組み合わせになった。他はリーグ戦でもレギュラーとしてプレーする選手がスタメンに並び、本田は定位置の右サイドハーフに入った。
前半7分、本田にいきなり決定機が訪れる。ミランのポゼッションから、MFユライ・クツカがペナルティーエリア内に切り込み、GKまで引きつけてラストパス。あとは決めるだけというボールが本田に渡ったが、左足のシュートはクロスバーを越えてしまった。それでも、本田は最終ラインの背後を取る動きで相手を脅かし、チャンスに絡んでいった。
そして同20分、本田がミランの先制ゴールを演出した。中央への縦パスをFWバロテッリが本田に落とすと、本田は左足ダイレクトで最終ラインの裏に絶妙なループパスを供給。走り込んだFWメネズが胸トラップから右足を振り抜きゴールへ。本田のアシストによる昨季チーム得点王の復活ゴールで、ミランが1-0と先制に成功した。
続く同24分にも、ミランはゴールを奪いリードを広げた。MFボナベントゥーラの右CKをニアサイドでMFクツカが頭で叩くと、ファーサイドに詰めたDFアレッシオ・ロマニョーリが押し込んだ2-0とした。同39分には、再び本田が絡んでゴールが生まれる。MFポーリからのパスを受けた本田は相手と対峙していつでも仕掛けられる状況で、タメを作った。その間にポーリは本田を追い越して右サイドをオーバーラップし、本田がタイミングよくパスを供給。ポーリの中央への折り返しをFWメネズが決めて3-0とした。