ニアング離脱のFW陣にアドリアーノが負傷から復帰

　ACミランのU-21フランス代表FWエムベイエ・ニアングが、28日未明に交通事故に遭い左足首などを重傷、全治2カ月の離脱を余儀なくされることになった。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すミランを不測の事態が襲うなか、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノが故障から復帰。2日の練習に合流することが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

　アドリアーノは今季ウクライナの強豪シャフタール・ドネツクから加入。開幕直後はコロンビア代表FWカルロス・バッカと2トップを形成したが、その後はニアングにレギュラーの座を奪われた。そして、1月の移籍市場で中国1部の江蘇蘇寧への移籍で合意に達していたが、正式契約直前にクラブ側が年俸額を変更する事態に陥り、急転破談に。その後も中国のクラブからのオファーが届き、去就問題が浮上していた。

　故障も重なり、1月9日からミランで出場機会のなかったブラジル代表のストライカーだが、回復し、2日の練習で合流予定。6日の敵地サッスオーロ戦で復帰可能な状況だという。

　アドリアーノは日本代表FW本田圭佑との連携もスムーズ。ニアングの故障で前線のオプションを失ったシニシャ・ミハイロビッチ監督にとっては、心強いストライカーの再合流となりそうだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images