「ラモスなしで地獄を味わった」 レアルDF、“二つの痛恨ミス”を海外糾弾「ゾッとする」
レアルがマンCに1-2で敗れCLベスト16敗退 ヴァランが痛恨ミスで失点を招く
レアル・マドリードは現地時間7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16第2戦でマンチェスター・シティと対戦し、敵地で1-2と敗戦。2戦合計2-4で敗退が決定した。この日、ディフェンスリーダーを務めたフランス代表DFラファエル・ヴァランが、失点直結の痛恨ミスを連発したことに海外メディアも注目している。
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今季3シーズンぶりのリーガ・エスパニョーラ優勝を達成したレアルだが、CLラウンド16ではホームで行われた第1戦でシティに1-2で敗れていることに加え、その試合で精神的主柱のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが一発退場となり、出場停止と危機的な状況を迎えていた。勝利が必須となる敵地での第2戦でディフェンスリーダーを託されたヴァランだが、開始早々に失点を招いてしまう。
前半9分、ヴァランがベルギー代表GKティボー・クルトワへとバックパスすると、シティの攻撃陣がパスコースを切るポジショニングでハイプレスを敢行。出しどころがなく最終ラインで回していると、右サイドでパスを受けたヴァランが相手FWガブリエル・ジェズスにボールを奪われ、最後はイングランド代表FWラヒーム・スターリングに先制点を許してしまう。
前半28分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマがヘディングシュートで同点弾を決めるが、後半23分、ヴァランが再び致命的なミスを犯す。シティのロングボールに対する処理を誤ったヴァランが慌ててヘディングでGKクルトワへのバックパスを試みるも勢いが弱く、追走していたジェズスにそのままシュートを決められ、痛恨の勝ち越しゴールを与えた。
ヴァランが招いた2失点により、レアルは2年連続のベスト16敗退が決定したが、痛恨ミスの連続に海外メディアも注目。英メディア「GIVE ME SPORT」は「ヴァランのゾッとするショーがシティの準々決勝進出を助けた」と見出しを打ち、「シティのベストプレーヤーは誰かって? ヴァランだ」と揶揄している。
また、フランス紙「フランス・フットボール」も「ヴァラン、悪夢の夜」と大々的に取り上げ、「ラモスなしで地獄を味わった」と指摘している。近年、ラモスの最適なパートナーとして立場を確立していたヴァランだが、出場停止のラモスに代わってディフェンスリーダーを務めた大一番では、偉大な主将の不在を痛感させられるパフォーマンスとなってしまった。