ペップ、レアル撃破にも浮かれる様子なし 「我々はCL優勝のためにここにいる」
ラウンド16でジダン率いるレアルに2戦合計4-2の勝利
マンチェスター・シティは現地時間7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第2戦でレアル・マドリードを2-1で下し、第1戦との合計スコア4-2で準々決勝進出を決めた。シティを率いるペップことジョゼップ・グアルディオラ監督はあくまで優勝が目標であることを強調し、レアル相手の勝利に満足していては「我々の小ささを示すことになる」と気持ちを引き締めている。
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敵地での第1戦で2-1の勝利を収め、圧倒的なアドバンテージを持って迎えたシティは前半9分、ハイプレスを仕掛けてフランス代表DFラファエル・ヴァランからボールを奪い、イングランド代表FWラヒーム・スターリングが先制点をゲット。さらに1-1で迎えた後半23分にもヴァランのミスを突き、ブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが勝ち越しゴールを挙げた。
試合はそのまま2-1で終了。2戦合計スコア4-2とCL最多13度優勝を誇る“白い巨”人を撃破し、3季連続でベスト8に駒を進めた。
試合後、グアルディオラ監督は衛星放送「BTスポーツ」のフラッシュインタビューで「我々はCL優勝のためにここにいる。これはそのための一つのステップだ。これで十分だと思うなら、それは我々がどれだけ小さなクラブであるかを示すことになる。優勝するにはビッグクラブを倒さなければならない」と語り、勝利に浮かれる様子は微塵も見せなかった。
「重要なのは僕らが2回勝ったことだ。ジネディーヌ・ジダンはノックアウトステージで一度も敗退したことがなかった。彼らの冷静さやパーソナリティ、本当にいいチームだ」
グアルディオラ監督はジダン監督率いるレアルへの賛辞を送りつつ、ホームとアウェーの両方で勝利したことに手応えを感じていたようだ。
これで3季連続CL決勝トーナメント1回戦を突破したシティだが、鬼門はここからだ。クラブのCL最高成績は2015-16シーズンのベスト4で、ペップ自身はシティで準々決勝の壁を超えることはできていない。
次なる相手はイタリア王者ユベントスを撃破して勝ち上がってきたフランスのリヨン。スペイン人指揮官は「さっき(リヨンについて)スカウティング部門と話して、警戒するようにと言われたよ。準備期間が8日間ある。それを楽しんでからリヨンのことを考えよう」とコメントした。
悲願のCL制覇を目指すペップ・シティ。レアルを圧倒した勢いそのままに、躍進するリヨン相手にはどのような戦いを見せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)