C・ロナウド2発も…ユベントスがCL16強敗退の波乱 アウェーゴール差でリヨンが10年ぶり8強
ユベントスが2-1で勝利、2戦合計2-2もアウェーゴールで及ばず
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のベスト16第2戦、ユベントスとリヨンの一戦はPK判定が試合を大きく左右し、ユベントスが2-1で勝利して2戦合計2-2となったが、アウェーゴールの差でリヨンが2009-10シーズン以来10年ぶりのベスト8進出を決めた。
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初戦にリヨンがホームで1-0の勝利を収めた後に新型コロナウイルスの影響で大会は中断。約5カ月が空いて、この日が第2戦になった。ホームでの逆転突破を狙うユベントスだったが、先にスコアを動かしたのはリヨンだった。前半10分、ペナルティーエリア内でMFロドリゴ・ベンタンクールのタックルがファウルと判定されてPKに。ボールを正当に弾いたようにも見えたプレーだっただけに抗議もあったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)は判定を支持した。
このPKをリヨンFWメンフィス・デパイがゴール中央へのチップキックで決めて先制。貴重なアウェーゴールとなり、ユベントスはこの試合を2点差以上の勝利で終えなければ突破ができなくなった。
それでもユベントスは同42分、左45度付近からMFミラレム・ピャニッチが狙ったFKが壁に入ったデパイの腕に当たったとしてPKを獲得。こちらも疑わしい判定だったもののVARのチェックでも判定は変わらず。ユベントスはこれをFWクリスティアーノ・ロナウドがゴール右に流し込み、1-1として前半を終えた。
後半だけで2点差をつけなければいけないユベントスが攻める構図になったゲームは、後半15分、ロナウドが右サイド45度付近から左足を一閃。パスを予想していた選手たちの虚を突くようなタイミングで放たれたシュートは、まさに弾丸ミドルという弾道でニアサイドを破って2-1となり、8強進出の行方は混沌となった。
ユベントスはFWゴンサロ・イグアインが決定機でヘディングシュートを外すなどもどかしい時間が続くなかで、FWパウロ・ディバラも残り約20分で投入。しかし、そのディバラが残り7分ほどのところで負傷交代を余儀なくされるなど最後まであと一歩が噛み合わず。このままのスコアで試合は終了し2戦合計2-2、アウェーゴールの差でリヨンが4強に進出した2009-10シーズン以来、10年ぶりにベスト8への切符を手に入れた。