“筋肉男”トラオレ、ファウル回避の“オイル使用”に英紙注目 「スマートな解決法だ」
ファウル覚悟のマークに対抗するため、腕にオイルを塗ってつかまれないように対処
ウォルバーハンプトンの元U-21スペイン代表FWアダマ・トラオレはプレミアリーグでの活躍が光り、古巣バルセロナやマンチェスター・シティ、リバプールなどのビッグクラブからの関心が噂されるなど今季ブレイクした。強靭な肉体と圧倒的なスピードを武器とする男を止めようと、終盤戦は相手もファウル覚悟で止めに来たが、それに対抗する“秘策”が注目を集めている。
マリ出身の両親を持つバルセロナ生まれのトラオレは、8歳でバルサの下部組織に入団。2013年にトップチームデビューを果たすなど、将来を嘱望されたタレントの1人だ。15年にアストン・ビラへ移籍すると、16年にはミドルスブラ、18年にウォルバーハンプトンとイングランドのクラブを渡り歩いてきた。
今季はリーグ戦34試合に出場して4ゴールを記録。昨年11月にはスペイン代表に初招集された(負傷で最終的に辞退)。身長178センチと平均的なサイズながら、過去には米NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)からオファーがあったほどの強靭な肉体がセールスポイントのアスリート系フットボーラーだ。
相手も必死に止めにくるなか、トラオレが取り入れたある“秘策”が注目を浴びている。英紙「ザ・サン」は「アダマ・トラオレが腕にベビーオイルを塗るので、ディフェンダーは彼が抜きに来た時につかめない」と見出しを打ち、7月20日のプレミアリーグ第37節クリスタル・パレス戦(2-0)でスタッフがトラオレの腕を滑りやすくする工夫をしていたとレポートした。
記事では「スマートな解決法だ」と評するとともに、「アダマを守るために我々がしなければならなかったことだ。彼の腕にオイルを塗ると、敵がつかむのが難しくなり、ダメージを軽減するのに役立つ」というウォルバーハンプトン関係者のコメントを紹介している。
英メディア「スポーツ・バイブル」公式インスタグラムは、「これは君たちがしなくちゃならないことだ」とジョークを交えて伝えていた。