プレミア“高額移籍失敗イレブン”を英紙特集 元J助っ人も選出、賛否両論の陣容に議論沸騰

【画像:Football ZONE web】
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ケパ、シェフチェンコ、トーレスら過去の高額移籍選手を選出

 欧州の移籍市場では移籍金の高騰が進み、強豪クラブは毎年のようにビッグディールを成立させている。そのなかでもプレミアリーグのクラブは高額補強が多い傾向にあるが、英紙「ザ・サン」公式SNSは「最も高額なプレミアリーグ失敗移籍イレブン」を選出。ファンからの反響を呼んでいる。

 約20年前の2001年、現在はレアル・マドリードで監督を務める元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンがユベントスからレアルに移籍し、4600万ポンド(約64億円)の移籍金で当時のレコードを更新した。しかし、その後も移籍金レコードの更新は続き、2017年にはブラジル代表FWネイマールが2億2200万ユーロ(約278億円)でバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍。ジダンの4倍以上の額であり、移籍金の高騰を象徴する数字だろう。

 世界的に移籍金が高くなっているなかでも、プレミアリーグは高額な放映権の影響もあり、下位クラブでも他国と比較して高額の費用を捻出して補強に充てる傾向がある。そんなプレミアリーグの“高額な失敗”にスポットライトを当てたのが、「ザ・サン」公式インスタグラムだ。過去の「最も高額なプレミアリーグ失敗移籍イレブン」を選出した画像を投稿し、「誰か抜けているかい?」と呼びかけている。

 最後尾はチェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガから始まり、前線には元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ、昨季サガン鳥栖で現役引退した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが並ぶ形。両翼にはアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアとチリ代表FWアレクシス・サンチェスが配置されていた。

 ビッグネームがズラリと並ぶ陣容となったなか、ファンからは「サンチェスはユナイテッドの失敗であって、プレミアの失敗じゃない」「トーレスはタイトル獲得に貢献している」「(コロンビア代表FWラダメル・)ファルカオの名前がない」「フィル・ジョーンズはそもそも高額じゃない」と様々な指摘があり、議論は沸騰。一方、チェルシー所属を経験する選手が最多6人、次点がマンチェスター・ユナイテッドの5人という点に注目するコメントも多く寄せられていた。

 失敗の定義は人それぞれとはいえ、過去に様々な選手が“高額”とされる移籍金で加入しているからこその企画でもある。今年の移籍市場はコロナ禍により縮小が予想されているが、プレミアリーグでビッグディールが成立することはあるのだろうか。

 英紙「ザ・サン」が選出した、「最も高額なプレミアリーグ失敗移籍イレブン」は以下のとおり(現所属/プレミアリーグでの過去所属)。

GK
ケパ・アリサバラガ(現チェルシー)

DF
ウィンストン・ボハルデ(現役引退/元チェルシー)
エリアカン・マンガラ(現バレンシア/元マンチェスター・シティ、エバートン)
フィル・ジョーンズ(現マンチェスター・ユナイテッド/元ブラックバーン)

MF
フアン・セバスティアン・ベロン(現役引退/元マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなど)
アルベルト・アクイラーニ(現役引退/元リバプール)
ダニー・ドリンクウォーター(現アストン・ビラ/元チェルシー、レスターなど)
アンヘル・ディ・マリア(現パリ・サンジェルマン/元マンチェスター・ユナイテッド)
アレクシス・サンチェス(現インテル/元アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド)

FW
アンドリー・シェフチェンコ(現役引退/元チェルシー)
フェルナンド・トーレス(現役引退/元リバプール、チェルシー)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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