なでしこJを襲った悲劇! 阪口のパスが主審を直撃し、豪州の決勝点を演出

「その後のケアが足りなかったことに尽きる」

 指揮官は試合後、このシーンについて「レフェリーに当たってぶつかってしまったことは、(サッカーのルールでは)すべて何かの物としてしか考えられない。その後の対応、ケアが足りなかった。それに尽きる」と、不測の事態が起きた後のチームの対応力に問題があったと指摘していた。

 その後、前半アディショナルタイムにFW大儀見が左足で1点を返すも、後半にも1点を失い、なでしこジャパンは重要と位置付けていた初戦で1-3と完敗。結果的に、この悲運のアクシデントから生まれた2点目が決勝点となっただけに、4大会連続の五輪出場を目指す日本にとっては、主審にも足を引っ張られる苦難の船出となった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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