ラツィオのインザーギ監督、来季去就は不透明? 交渉次第でユベントス行きの噂も…
躍進の立役者となった指揮官の来季去就は未定、ポイントは来季の陣容と伊メディア指摘
イタリア・セリエAのラツィオは今季、リーグ戦で優勝したユベントスから勝ち点5差の4位と優勝争いを展開した。その立役者とも言えるシモーネ・インザーギ監督の去就に関して不安要素があると、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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インザーギ監督とラツィオの間では、年俸条件では手取り250万ユーロ(約3億円)とボーナスで問題のない合意があるという。一方で、インザーギ監督が求める戦力補強、特に主力をチームに留めることと、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を戦い抜ける十分な陣容を整えるという点で不安要素があるとしている。
クラブと指揮官の双方は、8月9日までに去就についての決定をすることが申し合わせとしてあるという。一方で、インザーギ監督とラツィオの交渉が不調に終わった場合、王者ユベントスが引き抜きを画策している。
ユベントスはリーグ9連覇こそ成し遂げたものの、今季から就任したマウリツィオ・サッリ監督への評価が低く、すでに解任の可能性が囁かれている。その後任候補として挙がっているのだ。
現役時代の知名度やキャリアでは、ユベントスやACミランでプレーした兄のフィリッポ氏に及ばなかったが、指導者としての実績では弟のシモーネ氏に軍配が上がる。選手としても約10年間プレーしたラツィオとの絆は深いが、指揮官の望む戦力を用意できるかどうかでまさかの“監督ドミノ”が発生する可能性も秘めていそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)