サラゴサ、昇格プレーオフ前に声明発表 エース離脱による戦力ダウン…驚きの“提案”とは?
エースFWスアレスの期限付き移籍が延長できず、リーグ側に3つの提案
スペインのリーガ・エスパニョーラはレアル・マドリードの覇権奪回でシーズンを終えたが、来季の1部昇格を懸けたプレーオフは混迷を極めている。昇格プレーオフに臨むアルメリアの選手に新型コロナウイルス陽性が出る事態が発生し、ようやく日程が確定。出場チームもまだ確定しないなか、リーグ側に驚きの提案をしたのはMF香川真司擁するサラゴサだ。
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スペイン紙「マルカ」によると、サラゴサは大きな“戦力ダウン”が決まった。コロンビア人FWルイス・スアレスのワトフォードからの期限付き移籍を延長しないことを正式に発表したからだ。
今シーズンのリーガ2部で19ゴールを挙げるなどチームにとって不可欠なエースが退団することは、昇格プレーオフに回ったサラゴサにとって死活問題。クラブは「これはサラゴサのスポーツ面にダメージを与えるし、ピッチでカバーすることは不可能だ。一番のプレーヤーで、(チーム内)得点王であるルイス・スアレスがこの決戦に参加できないからだ」と声明を発表し、不公平さを訴えている。
サラゴサが同声明でリーグ側に提案したのは、以下の3つだ。
(1)2部で1~6位で終わった6チームを昇格させる。1部の下位3クラブが降格することで、2020-21シーズンの1部は23チーム制になる。
(2)6チーム昇格が不可能ならば、同じ陣容でプレーオフを戦うことはできないため、試合はすべて0-0で終了にする。それならばリーグで最高位のサラゴサが昇格となる。
(3)上記の(2)も採用しないのならば、レギュラーシーズンで3位となったサラゴサを昇格させる。
3つの条件ともに「サラゴサを昇格させよ」という訴えである。スペインでは現在、最終節が延期になって3部降格となったデポルティボなどの“救済”策や、1部最下位のエスパニョールの降格は無効ではないかなど、各クラブの来季カテゴリーにおける主張が錯綜している。もし昇格プレーオフ開催ならば、得点源を欠くサラゴサにとしては戦わずして1部昇格を勝ち取りたいという算段だが、この提案はリーグ側を動かすことになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)