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「君なしでは…」 名手ブッフォン、引退表明の“盟友”カシージャスへ惜別メッセージ投稿
カシージャスの引退表明にブッフォンが反応、公式SNS上で熱きメッセージを投稿
ポルトガル1部FCポルト所属で元スペイン代表GKイケル・カシージャスは現地時間4日、自身のSNSで正式に現役引退を発表した。21世紀を代表する守護神の引退は大きな反響を呼んでいるが、“名ライバル”と言って過言ではないユベントスの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンがSNS上で熱い惜別メッセージを発信している。
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カシージャスは若くしてレアル・マドリードの正守護神に定着すると、2000年代の“銀河系軍団”の最後方を支えるGKとしてビッグセーブを連発。スペイン代表としてもEURO2008と2012の連覇、南アフリカ・ワールドカップ優勝に貢献するなど、栄光に満ちた足跡を歩んできた。
2015年に移籍したポルトでも活躍したものの、2019年5月にトレーニング中に心臓発作を起こし、闘病の後に回復したものの現役選手としてのプレーは事実上難しくなっていた。そして2019-20シーズン、ポルトの国内2冠を受けて、「今日は競技人生で最も大事で最も難しい日のひとつだよ。お別れを言う時が来たんだ」と、正式にGKグローブを外す日が来たことを声明にて発表した。
この引退発表に、同世代のレジェンドGKであるブッフォンもこのように反応している。
「競争することは僕らをほかの選手たちよりもさらに良くしてくれるとともに、自分自身は完璧じゃないと教えてくれることだった。おそらくだけど、この完璧なほどに突き詰めた探求心が、僕たちにしてくれたのだと思うんだ。イケルに“グラシアス”と言いたいよ。君なしでは、すべてのことがそれほどの意味を持たなかった」
ピッチの縦幅では最も離れたポジションにいるGK同士だが、チームのピンチを救うビッグセーブを何度も繰り広げてきた2人である。それだけにカシージャスとブッフォンにしか分からないライバル関係、そして友情があるからこそのメッセージだったのだろう。