ペップ有終三冠に非情采配 氷漬けのドイツの至宝に「私の判断だ、以上!」
強化責任者も容認 「実験している時間ではない」
ドイツ代表MFトーマス・ミュラー、オランダ代表アリエン・ロッベン、ブラジル代表ドウグラス・コスタ、フランク・リベリー、フランス代表キングスレー・コマン、スペイン代表チアゴ・アルカンタラという猛者揃いのバイエルンで、ゲッツェの順列が下に位置にしていることをスペイン人の名将は明確にした格好だ。故障が癒えてもゲッツェは飼い殺し状態となっている。
マティアス・ザマーSDもかつて最高の才能と称えたゲッツェの不遇について、やむなしの考えを示している。「マリオはしっかり練習しているが、リズムを失っている。フランク・リベリー、キングスレー・コマン、チアゴ・アルカンタラの方がすでに一歩前にいる。実験している時間ではない」とバッサリ切り捨てている。
ドルトムント時代にユルゲン・クロップ元監督の寵愛を受け、日本代表MF香川真司と絶妙なコンビを組んだ天才児は2014年ブラジルワールドカップ決勝アルゼンチン戦で決勝弾を決めたドイツの英雄だが、ペップ政権では陽の目を見ない。来季カルロ・アンチェロッティ監督の就任が決まっているバイエルンで、ゲッツェの居場所はピッチ上にあるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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