10番初ゴールの大儀見が敗戦に危機感 「イメージを共有しないと勝てない」
「これが五輪予選の厳しさ」
日本を最前線でけん引する大儀見の口からは、反省の言葉ばかりが並べられた。初戦のプレッシャーも影響したのかチームとしても個人としても不本意なパフォーマンスに終わった。「最後のフィニッシュの部分で慌ててしまう。相手も焦っているのにこっちも慌ててチャンスを逃していた。もう少し冷静になって落ち着いてそういう場面を迎えれば、自分たちがもっと優位に試合を運べたと思う」と、悔しさをにじませた。
点取り屋として、そして昨年12月に現役引退した澤穂希から「10番」を受け継いだものとして、試合を決めるプレーができなかったことに責任も感じているようだった。
それでも「これがオリンピック予選だと思うし、出場枠2枠あるので前向きに考えてやっていきたい」と大儀見は決して下を向いていない。「勝つしかないと思うので、まずは守備をオーガナイズして、そこから攻撃につなげられるようにチームとして確認していきたい」と、中1日で迎える韓国戦へ向け、日本の“新10番”は気持ちを引き締めていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2